2017年04月08日

音楽の歴史と作曲家の作品の楽しみ方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

音楽を楽しむということでは、音楽の歴史を知るということも重要ですが、やはり音楽自体に触れてどう感じるかということが中心にあります。音楽の歴史を研究するということは専門家がすべきことで、音楽を楽しむということとは違うようにも感じます。

クラシックでは、とくに歴史的な経緯なども語られたりしますが、やはり一番楽しめる方法としては、有名な作曲家の作曲した曲をじっくり聞いてみるということが楽しめる方法で、色々な意見などもありますが、自分が曲を聴いてどんな感じを抱くかが最も楽しめる楽しみ方ということになります。

日本人が好きな作曲家ということでは、最初に名前が出てくるのはモーツアルトです。オーストリアの天才的な音楽家のひとりで、ハイドンやベートーベンと並んでウイーン三大巨匠のひとりとも言われています。有名なピアニストでもあったそうですが、35歳で亡くなっていますし、現実の生活ではあまり幸せではなかった人のようです。天才のひとりですが、天才にありがちな性格の人でもあります。初心者が入りやすい曲としてはフィガロの結婚や魔笛などのオペラがあります。義務教育の授業でもよく取り上げられています。そのほか交響曲やレクイエムなどのミサ曲も有名です。短い人生でしたが、多くの名曲を残していますので、確かに音楽の天才です。日本人が好きな曲では、、交響曲第40番ト短調などもあります。哀愁を帯びているので人気の曲です。クラシックの入門ということでは、モーツアルトから入ると親しみやすいかもしれません。とくにレクイエムは魂が震えるような曲になっています。ヴェルディ、フォーレの作品とともに三大レクイエムの一曲ですが、とくに最初の部分は不思議な不思議な感覚を覚えます。ヴェルディ、フォーレのレクイエムも名曲ですが、モーツアルトのレクイエムは魂の奥底に届くような表現できない感覚を味わいます。このレクイエムは未完の曲で弟子が完成させた曲です。モーツアルトはベートーベンと共に古典派ですが、その後にロマン派の作曲家が現れます。日本人にはロマン派の方が入りやすいかもしれませんが、シューベルトやリスト、ショパンやメンデルスゾーンやワグナー、ブラームスなど誰もが知っている作曲家ばかりの時代です。クラシックの入門では、このロマン派の中から探してみると自分に合った曲が見つかるかもしれません。ロマンという言葉の通り、論理よりも感情や感覚を通して音楽を表現しているので、聞いていても親しみやすいのは確かです。